ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2024.3.30 10:26日々の出来事

『ゴー宣』はバトル漫画か? 良き理解者の意見。

カレーせんべいが「『ゴー宣』は「ドラゴンボール」と
同じバトル漫画だ」と言ったところ、それに影響された
奴が、ライジングコメント欄に同じ意見を書きこみ、
賛同する者が増えた。
それに不快感を募らせたトッキーが、「全然違う」と
昨日のブログで書いた。
するとライジングコメント欄でトッキーに反論する者が
出没。
ちぇぶがこの経緯を読んで、メールを送ってきた。

ちぇぶ「コメント欄読んだ。私はトッキーさんのブログに
何も違和感なかったし、バトル漫画と格闘漫画の違いを
より詳しく説明してるからそれも理解できた。
トッキーさんの指摘になぜいちゃもんつけるかわからんよ、
正論だし。
まあ、先生が戦ってる姿そのものをエンタメとしか見て
ない人にとっては、その区別をつけられるのが嫌なんだろな。」
「先生がゴー宣で社会問題を取り上げるのは、
わざわざ敵を作ってると思ってるんだろうなー。」

これをトッキーに読ませたら、こう反応が来た。
トッキー「(笑)しかしほっといたらこれでいいと思って
つけあがりますからねえ。
いまでさえ、お仲間意識で「ゴー宣もバトル漫画でいい
じゃないか」と言い合ってる有様なんですけど、これ、
放置していいんですかね?」

ちぇぶ「ファンサークルって好きな人同士で勝手に盛り上がる
ことだから。
作家の意図なんか気にしてないで勝手に盛り上がる。
それで、好きな作家の本を宣伝するんだから。
カレーはそれでいいんだよ。」

トッキー「例えば手塚治虫を徹底的に「ヒューマニスト」
として称賛して、だから好きだという「ファン」がいた
として、全ての作品をその線で曲解して世の中に広めて
いけば、一般受けして売れるでしょうけれど、それで
いいんですかね?
そういう人でもファンであり、その人なりの見方で「好き」
であって、「お客様」なんだから、それでいいってことに
なりますかね?
ぼくはそういうの、どーしてもイヤなんですが。」

ちぇぶ「トッキーさんの意見に賛同です。」

ちぇぶ「カレーについては、とりあげずにほっとけと思う。
そんな意見は広まらないと私は思う。
ただ、先生の主張が歪んだり、誤ったりして広がるのは嫌
なので、私はこの活動をしている。」

ファンサークルは、作家の意図なんか気にしないで勝手に
盛り上がるところ。この説明には納得した。
わしもトッキーも言葉に敏感で、思想する人間だから、
人の言葉や考え方に敏感すぎる。
カレーのサイトに関与することは止めた方がいい。
自由にやってもらおう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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